正気ですか!? ってずっと思っていました
今回はコンサルタント今村暁氏の『1分間の日記で夢は必ず叶う!』という本
年の瀬になると毎年本屋で手帳や日記が売り出されるけど、僕は今まで見向きもしなかった
でも2017年12月はいつもと違って……
何のために日記を書くのか分からなかった
今まで手帳や日記に目を向けなかったのは、使う理由が分からなかったから
スケジュールやタスクや連絡先は全部WEB上で管理できていて、PCとスマホがクラウドで連動している
わざわざ持ち運びの面倒な紙束に金を出す意味がわからない
でも、ほぼ日手帳とかの人気ブランドが売れている理由が気になったり、日記が成功の秘訣みたいな話は耳にしていたので、何となく興味はあったんだけどね
でも毎日毎日書くのって少し面倒だと思わない? と、そんな風に考えていたところ、本屋でふと目に入ったのがこの本のタイトル
「1分間で書けるんなら試しにやってみてもいいか」とカゴに突っ込み、さっそく帰ってすぐ読んでみることにした
なぜ日記を書くと夢が叶うのか
まず気になるのは、なぜ日記を書くと夢が叶うようになるのかという理屈の部分
端的に言うと、日記を書き続けることで自分をよく知ることができるようになるからだ
人間は潜在意識、つまり習慣で生きているので、そのほとんどは無意識的に判断していて細かい部分はいちいち覚えていない
そこで毎日自分のことを振り返って日記に記録してみると、自分の習慣=潜在意識を理解できるようになってくる
そして自分を明確に分析することで、良い習慣・悪い習慣が目に見えてくる
浮かび上がってきた悪い習慣を直すことで、効率的に目標に向かう自分へと最適化することができるってわけだ
ちなみに僕の場合、子どもの寝かしつけにかかる時間が日によってバラバラで、夜に勉強しようとしてもなかなかまとまった時間をとれなかった
そこで自分の習慣を見直してみると、寝かしつけのとき子どもと一緒に寝てしまって、早朝起きてできるんじゃないかということが見えてきた
前の自分からは信じられないけれど、今では毎日6:30には起きて誰にも邪魔されることなく集中して勉強できている
これだけでも日記を書いた成果はあったんだけど、ここからが日記のすごいところらしい
夢・目標について毎日考えることの意味
これまでも色々と「あんなことやりたいな」「これはいい考えかも」と思いつきながら実行に移せなかったことは多々あった
今振り返って見てみると、実行に移せなかった理由はただ一つ
具体的な実行計画を立てないまま忘れていったからだ
ひどいので言うと、網戸が破れているのを見かけて、直そう直そうと思いながら3年もそのまま放置していたことがある
いつ直すという具体的な実行計画を立てず「そのうちやろう」と思っていたら、気付けば3年も経過していたんだ
今思えば自分でもあきれるけど、あなたもきっと「そのうちやろう」で忘れ去ってしまっていることがたくさんあると思う
夢や目標も同じで、思いついただけでは次第に忘れ去ってしまうものだよ
けれど、思いついてすぐ行動計画を立てるのは難しい
そこで、せめてその思いつきを忘れないように書いておいて毎日確認しよう
日記を書くという行為が思いを強化し、持続させ、具体化させるってわけだね
そうして夢・目標に向かう「欲望」を強く燃やし続けることができると、意思を強く持ち続けることができるんだ
この書評ブログだって1年間ほどやろうやろうと思ってやらず、たまに思い出したときに少し進めたりしていたけれど、具体的な実行計画を考えたら1ヶ月でローンチできてしまったよ
気づく力や感性が磨ける
人間の脳は、意識の焦点が合ったものの情報を自然に集めるようになっている
「やってみたい」「こうありたい」と思うことを日記に書いておくと、それに関する情報に目や耳を向けるようになることができる
これが「気づく力」や「感性」を磨くことに繋がり、夢や目標に対して精力的に向かう自信が身についてくる
著者が脳科学や心理学の専門家ではないため、この部分の理論根拠について詳しく書かれてはいないけれど、なるほど納得という印象はある
トンデモ理論ではなく、何らかの根拠はあるのではないかと感じた
実際に1分で書けるのか
読んだ内容は実践するのが僕の信条なので、さっそく1分間日記を書いてみた
なるほど確かにこの書き方なら1分間で日記を書き、自己分析できて夢・目標も毎日確認することができる
最初はアレコレ考えてしまって15分くらいかかったけれど、慣れると本当に1分くらいで書けている
具体的な書き方は本書で確認してもらうとして、たった1分でできて効果も実証されている習慣、あなたもぜひ始めてください
3秒で見返す! 本書のポイント
- 日記を書くことで自分の潜在意識と対話し、「自分」を明確に分析できる
- 夢・目標について毎日考えることでモチベーションを維持し、具体的な計画ができる
- 「気づく力」「感性」を磨くことで精力的になり、夢・目標へと向かう自信が身につく
1分でわかる! 本書の要約
- 日記を書き続けると「自分をよく知る」ことができるようになる
- 「欲望」の強さが意思の強さ 「欲望」を強く燃やし続けることができると、意思を強く持ち続けることができる
- 日記を書くという行為が思いを「強化」し、「持続」させ、「具体化」させる
- 人間の脳は意識の焦点が合ったものには自然に情報を集めるようになっているため「やってみたい」「こうありたい」と思うことを日記に書く
- 人は、潜在意識=習慣で生きている
- 日記で毎日、自分のことを書いていると、自分の潜在意識を理解できるようになる
- 日記は自分の心との対話であり、自分との対話を深めることによって自分を信じることができるようになる
- 「自分は今どこにいるのか」「どんな人間なのか」などを明確にする
- 「どこを目指すのか」を具体的にした人生計画書を作成する
- 「どのようにして実現するのか」を計画する
- 日記は1〜3分で書く
- 日記を書くことで「気づく力」「感性」を磨くことができる