速読と勉強法を用いた書籍読書術の実践と本の書評レビュー

読書家の長尾さん

人文・思想 書評

たった5分で「一冊読んだ」と言えますか?

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あなたは不思議に思ったことはありませんか? なぜ、一部の人たちは、1ヶ月に何百冊も本を読めるのか

作家の佐藤優氏は、月に300冊以上の本を読むという

「ホンマかいな」と思って調べてみると、どうやらその秘密は”5分で読む超速読”にあるようだ

超速読は、本の内容を読むというより、本をどの程度読むか判断するためのものらしい

”その本に書かれた知識をどの程度知っているか”を基準にして、熟読・30分の速読・超速読だけのどれにするかを判断しているとのことだった

「速読」でその本の内容をきちんと理解するためには、その分野についての一定の基礎知識があることが大前提
基礎知識のない本は、速読しても指の運動にしかならない

など、佐藤氏の言には大変共感できるし僕の持論とも一致するのだけれど、どうしても腑に落ちないことがある

5分くらいでさっと目を通す”超速読”は一冊読んだうちに入るのか

これについて今回ちょっと考えてみたい

だってさ、そんなこと言ったら僕なんか本屋で買う本を選ぶのに立ち読みしただけで一冊読んだことになっちゃうワケだよね

それカウントしちゃっていいのかなぁ?

一文字一文字じっくり読んだ熟読は一冊読んだと言えるか

まず、じっくり熟読した場合は一冊読んだと言えるか

これについて異を唱える人はいないだろう

熟読した場合は、ほぼ全ての人が”一冊読んだ”とカウントする

速読で必要な情報を得ることは一冊読んだと言えるか

次に、目的を持って速読した場合を考えてみる

例えば自分に必要な情報だけをピックアップして読んだ場合

これについて、僕は一冊読んだと言えると思っている

たまに勘違いしている人がいるので一応説明しておくと、速読というのは全てのページを高速で読むことではないんだよね

まずざっと全体を見通し、じっくり読む必要があると判断したところだけを読み込むのが速読なんだ

だから「あーここはもう分かってる、知ってる」という部分は飛ばして読むことができるよね

読んだところでもう知ってるんだから、飛ばしたって同じだ

読書のゴールが”その本から得られる知識を得た”とするなら、最初から持っている知識が書かれた部分を読んでいなくても目的は達しているよね

では、超速読で必要な情報はすべて知っていると判断した場合は?

さっきの理屈からいくと「全部知ってるなら読まなくてもいい」ということになる

読んでないなら”一冊読んだ”とカウントするのはおかしいのでは?

とはいえ、読むか読まないかの判断をするために5分間は本に目を通すわけだよね

じゃあ、超速読ではどのくらいの内容を読んでいるのか確認してみよう

  1. 序文の最初の1ページと目次を読む
  2. それ以降はひたすらページをめくっていく
  3. 気になる箇所や語句が見つかった場合は、後で分かるように印をつけておく
  4. 本を最後までめくり終えたら、結論部のいちばん最後のページを読む

こうして見てみると、一応ざざっと全体を把握するために目を通してはいるわけだよね

ということは、ある程度は読んでいるので、読んだと言えるよね

少なくとも”読んでない”とは言えない状態ではある

結論:超速読でも一冊読んだと言える

国語辞典をひいてみると、”読む”というのは”理解する”ということなので、言葉の意味としても本の内容を理解できていれば”読んだ”と言って構わない

とはいえ、さすがに書店で買う本を選ぶのに立ち読みしただけで一冊にカウントするのは気が引けるので、ちゃんと買った本だけカウントしようと思う

次回予告

次は、もっと速く書けるようになりたい!人のための本を紹介したい

10倍速く書ける超スピード文章術の本を紹介するよ

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