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読書家の長尾さん

人の心を操る催眠術「ブレイン・ハック」

人文・思想 書評

まさかできるなんて思ってもいなかった何百人もの人々が、すでにやっています 『人の心を操る催眠術 ブレイン・ハック』(催眠術師・催眠心理療法士 中井英史)

更新日:

そうです 催眠術は本当です

予告通り催眠術の本のご紹介 催眠術師の中井英史氏による『人の心を操る催眠術 ブレイン・ハック』だ

実は催眠術というのは早ければ3ヶ月ほどでマスターできてしまい、簡単な催眠術なら、たった1日でかけることができるらしい

らしい、というのは僕がまだ自己催眠しかやってないから

でも、少なくとも自己催眠では本当に効果があったことは先にお伝えしておく

テレビで放送するのが危険な部分まで全部載ってた

実はテレビで放送される催眠術は、前準備のところが全てカットされている

その部分を放送してしまうと、テレビの前で本当に催眠にかかってしまう人がいるためだ

催眠というのは、それくらい簡単にかかってしまうものなんだね

しかも、正しい手順でかければ練習を積んだプロでなくても簡単に他人に催眠術をかけることができてしまう

実際、著者の主催する催眠術スクールで多くの人が催眠術を学んでいて「自分にできると思っていなかった」というくらいアッサリ催眠術ができるようになってしまうらしい

この本にはそのテレビで放映できない部分も含めた催眠術の手順すべてが書かれている

つまりこの本さえ読めば、今日から誰かに催眠術をかけられるってわけ

催眠術を応用して無意識を変えることで自分を思い通りにデザインすることができる

他人を催眠にかける手順は好奇心を大いにくすぐられるけども、僕がこの本の最大のポイントだと思っているのは自己催眠の部分

”ウソも100回言えば本当になる”という言葉を聞いたことあるかな?

実は僕がフリーターやってた18歳の頃、本当に何度も言ったウソが自己暗示になってしまった人に遭遇したことがある

くにちゃんが自分にかけた暗示

その年頃によくある「店の中で誰か好きな女子がいるか」という話題になったときのこと

同僚のくにちゃん(仮称)は大学生だったから店の中でしか女子に出会えないわけでもないし、フリーター連中が狭い世界で盛り上がってるのに合わせるのはうっとうしく思っていたらしい

そこで適当に合わせるために「○○さん」と答えたのが悲劇の始まり

「今日はあの子と話してたな!よかったなー」とか他の同僚に言われる度に「そっすねーサイコーっすわー」と適当に返しているうちに、段々と本当に好きになってしまったらしい

「あれ最初ホンマ適当に答えたんやけどな、最近マジで好きになってきてしもた……」と僕に相談してきて1ヶ月もしないうちに、くにちゃんは一人で悶々と育て上げたその子への思いを突拍子なく告白して見事に玉砕した

たとえウソでも信じると実際に行動が変わり、価値観や信念が変わりさえすれば行動が変わるのに時間がかからないという実例だ

暗示は、たとえ催眠術の現象が出なくても、誰にでも効果がある

催眠術はかかりやすい人とかかりにくい人がいる

ただし、これはテレビでやっているような”椅子から立てなくなる”とかの催眠のかかりやすさの話

無意識に対して働きかける”暗示”は、たとえ催眠術の現象が出なくても、誰にでも効果がある

そして暗示の効果は深さ×反復回数で強くなっていくので、軽い気持ちでもくにちゃんのように何度も言葉にしてしまうと、段々と暗示の効果が表れてくるというわけだ

ゾウが大人しく繋がれているのは暗示にかかっているから

心理学で”学習性無力感”という言葉がある

その気になれば引っこ抜けそうな細い杭にゾウが大人しく繋がれているのは何故か、という話で説明されることが多いので、ここでもその話を基に説明してみようと思う
(学術的には心理学者セリグマンらの動物実験で提唱された)

力の強くない子ゾウの頃から杭に鎖で繋がれていると、「もうこれは抜けないものだ」「どうせやっても無駄だ」という学習をしてしまい、大人になって力が強くなっても「どうせやっても無駄だ」と思い込んだまま試そうともしなくなる心理、これが学習性無力感だ

自分が入れた悪い暗示は、自分で必ず解くことができる

人間でも同じで、たとえばドメスティック・バイオレンスの被害者にも同じ傾向が見られる
暴力をやめさせようとしたり、そこから逃げ出そうとして何度か失敗すると「何をやっても無駄だ」とあきらめてしまうようになるわけだ

他にも子どもの頃に「太っている」「頭が悪い」と言われたことがきっかけで、「容姿に自信がなくて人前に出たくない」「自分は頭が悪いから何をやっても上手くいかない」という学習性無力感に陥ってしまうケースは少なくない

これらはすべて「自分が入れた悪い暗示」なんだけど、逆に良い暗示をかけることで自分で必ず解くことができる
そしてその解き方もこの本で紹介されているので、ぜひ試してみてほしい

僕が自己催眠で自分のデザインに成功した話

”自分を思い通りにデザインすることができる”と言ったけど、本当に僕は自己催眠を使って習慣を変えることができた

まず、僕は自己催眠を使ってダイエットに成功した

ダイエット開始当初の目標”5kg減量”は余裕で達成し、今はさらに5kgの減量を目指して習慣を継続できている(こっちもあと2kgで達成)

体重 BMI 体脂肪率
2017年11月上旬 79.0kg 26.7 26.7%
2018年1月上旬 71.9kg(-7.1kg) 24.3(-2.4) 20.9%(-5.8%)

さらにこれまでに以下の習慣を継続できている

これらは以前の僕が1週間以内にやめてしまった実績のあるものばかりだ

  • 意識的に運動する(毎日)
  • 日記を書く(毎日)
  • 1日1記事でブログを更新する(月〜金)
  • 心理学についてSNSに1日1つ投稿する(月〜金)

つまりはここまで紹介してきた本に書いてあったことを実践できているということなんだけど、以前の僕ならそもそも「実践する」というところに辿り着くことすらなく、実践しても本当にすぐやめてしまっていた

目標だって年始に立てたはいいものの、夏には立てた目標すら忘れてしまうような状態だった

でも、この本を読むことで自分の無意識そのものにスポットライトが当たったことで本当に自分を変えることができた

他ではまだ無意識的に避けてしまったり自信がないものは残っているけれど、暗示の効果=深さ×反復回数なので、次第に改善されていくはずだ

学習や自己啓発の効果を高めるために、強く強くおすすめしたい一冊

Amazonでは”なか見!検索”の対象になっているので、まずは試し読みしてみてほしい

3秒で見返す! 本書のポイント

  1. 暗示の効果=深さ×反復回数
  2. 学習性無力感
  3. 自分が入れた悪い暗示は、自分で必ず解くことができる

1分でわかる! 本書の要約

  1. 自分の中にいる「悪魔の声」を書きとめて「天使の声」に書き換える
  2. ウソも100回言えば本当になる
  3. 学習性無力感
  4. 暗示は、たとえ催眠術の現象が出なくても、誰にでも効果がある
  5. 暗示の効果=深さ×反復回数
  6. 自分が入れた悪い暗示は、自分で必ず解くことができる
  7. ほめ言葉を拒否せずに受け止める習慣
  8. 脳は質問されると答えを探そうとしてしまう
  9. 入ってくる情報はすべて暗示になり得る
  10. 「脳はすべての情報を処理できるわけではない」という性質を利用し、自分に望ましい暗示をかけていく
  11. 夢を叶える自信がつくからこそ、その夢に向かって頑張れる

次回予告

次は感動させて売る手法について書かれた本を紹介するよ

なんと著者はこの手法を用いて、たった30分で5億円も売上をたてたんだとか

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