あなたには読まなければならないたくさんの実用書がありますが、すべてを読みつくすことはできないでしょう
人生には様々な問題が発生し、僕たちはその都度に頭を悩ませ、心を痛めている
ビジネスにおいてもそれは発生するだろうし、家庭内や交友関係においても発生するだろう
そんな数々の問題を解決するために有効なアプローチを誰かが教えてくれればいいな、って思わない?
今日は、そんな問題解決のための37ものアプローチが一冊に詰まった本を紹介するよ
様々な問題解決に役立つ
これを読むことであなたは、様々な問題を解決するためのアプローチを学ぶことができる
たとえば、このような問題に対するアプローチが紹介されている
- 目標達成
- 工程の最適化
- 複数意見の集約
- 不安の解消
- 迷いのない決断
- 脱・三日坊主
- 悪癖を直す
- 家族問題の解決
これらビジネスや人生のハードルを乗り越える37の”知識”という道具が一冊にまとまった道具箱なんだ
アイデア大全の著者による待望の2作目
前作『アイデア大全』では新しい考えを生み出すために、思考やものの見方を変えて行動を変えるアプローチが集約されていたけど、アイデアだけでは足りない
と、著者もこの本の中で語っているように、自分の外にあってアイデアの実現を妨げている制約は、基本的に自分の自由にならない
そこでこの『問題解決大全』に集約されたアプローチにより、自分の外にある制約をどのように扱うかを学ぶ必要があるんだ
この本のポイントは4つ
- 以前紹介したアイデア大全の著者が満を持して執筆した2作目
- アイデア大全同様に膨大な参考文献からの知識が集約されている
- 単に思考法を集めるだけでなく、具体的な手順と具体的な実例が示されている
- この本の構成自体も読者が実践しやすいように考えられている
100年問題という考え方
まずは、今回もこの本の中で紹介されている問題解決のアプローチを1つ知ってもらいたい
たとえば、漠然とした不安に対処するための考え方として紹介されている『100年問題』という考え方が紹介されている
- 何か問題を前にしたとき
- 災難に見舞われたとき
- 不安で仕方なくなったとき
こんな場合に、「これは100年後にも重大な問題か?」と自問自答することで、「深刻に思い悩むほどの問題じゃない」と意識を切り替えることができるアプローチなんだ
100年が長すぎるなら5年とか1年でも全然構わないんだけど、たとえば「○○が上手くいかなかったらどうしよう」といった不安に対して「ここで失敗したとして、5年後に何か影響はあるか?」と自問自答すれば、大概の不安は消し飛んでしまう
何十年の人生の中で、いま目の前にある不安や問題などは、その大半が些細なものに思えてくるはずだよ
これだけ聞くと「えー?何それ?」と思う人もいると思うけど、このアプローチは様々な権威が提唱している考え方なんだ
- 18世紀イギリスの”文壇の大御所”サミュエル・ジョンソン
- 認知行動療法の専門家で心理学者のジリアン・バトラー
- 作家・コラムニストのレジーナ・ブレット(人生は、意外とすてき──私をいつくしむための50のレッスンの著者)
- 漫画家 水木しげる
アイデア大全と組み合わせるための無料ツールつき
ビジネスや人生のハードルを乗り越える37の”知識”という道具が一冊にまとまった道具箱である問題解決大全
この一冊を手元に置いておくことで、様々な問題を解決するための心強いアイテムになることは間違いないよ
さらに、購入者限定で”問題解決ステージマップ”というPDFをダウンロードすることができるリンクが巻末に掲載されている
これは問題解決大全とアイデア大全で紹介されている技法の中から、問題解決のステージごとにどれが使えるのかを一覧することができるツールなんだ
この2冊を手元に置いておき、何か問題があったら問題解決ステージマップからどの技法で解決することができるかをさっと調べてすぐアプローチを実践できる
一朝一夕に読んでしまえる本ではないけれど、購入して手元に一冊ずつ置いておいて損はない本だよ
次回予告
本屋にいるとトイレに行きたくなるのは読書家あるあるだと思う
次回はあの謎の現象について書いてみたい
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