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読書家の長尾さん

意志力を高める本を5週間実践した感想

意志力を高める『スタンフォードの自分を変える教室』実践編 連載

意志力を高める本を5週間実践した感想

更新日:

意志力を高める講座を5週間追体験すると、欲望を逆手にとってうまく利用できるようになる

読書家の長尾さん
第25回『スタンフォードの自分を変える教室』の内容を実践していく連載をはじめるよ!

悪い習慣を捨てて良い習慣が継続できるように「自分を変える」ことができる本の実践記録もいよいよ折り返し地点

今回は第5章を実践した1週間のまとめだよ

第5章は脳科学的な内容で、ドーパミンを詳しく説明している章だったね

あなたもこの1週間で実践してきた内容を振り返ってみよう

今回の見どころ


読書家の長尾さん
今回は第5章のまとめだよ

実験用ラットの脳ミソに電極ぶっさしたり電流で足が黒コゲになるのがエグかった!

プルプル…メキッ

読書家の長尾さん
たしかにあそこはインパクトあったねー

あと同じこと人間にやってる人体実験もな えげつなっ

読書家の長尾さん
僕は「あえて誘惑に負けてみる」が印象深かったな

あーあの2週間前につくったポップコーン食わすやつな

読書家の長尾さん
うんまあそれ同じ回でやったけど別の話題だからね

面白かったやつで言えば金魚鉢のクジ引きやな アレは色々と応用できそう

読書家の長尾さん
たしかにね ドーパミンをうまく利用する方法は今後も色々と考えていきたいね

読書家の長尾さん
じゃあそろそろ詳しい振り返りに入っていこうか

ドヤッ!!

意志が弱いから誘惑に負けるんじゃない ドーパミンのせいなんだ

まず脳の報酬システムを発見したオールズとミルナーの実験が印象的な回だったね

ラットの脳に電極を埋め込んで電気ショックを与える実験を通して、報酬システムが発見されたエピソードを詳しく紹介した

そしてドーパミンについて詳しく知ることができて、ドーパミンによって何かしら報酬(いいこと)の「予感」「期待」を引き起こされるのも、原始的な生存競争を生き抜くための本能だということがわかった

読書家の長尾さん
僕たちはドーパミンの作用を利用した様々なテクノロジーが存在している、非常に誘惑が多い環境で暮らしていることも学んだよね

意志が弱い人を狙う ドーパミンを搾り取るマーケッター

企業のマーケティング担当者は、脳の報酬システムを刺激してドーパミンを出させる手段を熟知していることがよくわかる回だった

読書家の長尾さん
ドーパミンが出さえすれば、その引き金が別のものであっても「欲望」が働いてしまうことを知っていて、それをビジネスに利用している人たちのエピソードが紹介されていたね

様々な手段で人々のドーパミンを出させようとして、売りたい商品やサービスに対して「欲望」を働かせようと画策する人たちとの闘い

彼らの戦略を見抜ければ「やらない力」の意志力を発揮するチャンスがあることは覚えておこう

ドーパミンで「やる力」の意志力を高める方法

「欲望」をなくしてしまうのは無理なんだから、それを逆手にとってうまく利用しようというのがこの回のテーマだった

ドーパミン刺激の仕掛けを流用して「やる気」の意志力を高めることができそうだったよね

前の回で紹介されていた企業のマーケッターたちが仕掛けてくる手法を参考にドーパミンを出して、モチベーションが上がりにくいことに対する「やる気」の意志力を高めるテクニックに変えてしまおう

読書家の長尾さん
思いがけない報酬のほうが定額の報酬よりも期待が高まるってことだったから、何かしらギャンブル要素を取り入れるのがよさそうだったよね

すぐに結果が出ないことに対しては、「成功している未来の自分の様子」をビジュアル化して「望む力」の意志力を高めるために現実感を持たせるのを実践しようと思った

意志力を高めるのはいったん置いといてあえて誘惑に負けてみた

そして衝撃の「あえて誘惑に負けてみる」という回

この回でやった意志力の実験を通して、自分がどういうふうに「期待」して、それに対してどんな結果が待っているのか実感することができた

読書家の長尾さん
満足することなく際限なしにエンドレスで報酬への期待が次々とやってくるのに気付いたときは愕然としたなぁ

人生に意義を与えてくれるような「本当の報酬」と、分別をなくして依存症になってしまうような「まやかしの報酬」をきちんと区別しないといけないってことを学んだ回だった

ドーパミンの呪文を見破るためには、脳が報酬に期待するものと実際に経験するものを一致させること

まやかしの報酬を追い求める虚しい経験に注意を払っていくことと、手に入れたものをしっかり味わうのが重要だってことを常に意識し続けていこう

5つの課題:意志力の実験2つ&マイクロスコープ3つ

第5章の課題は意志力の実験が2つ、マイクロスコープが3つだった

ドーパミンの引き金を探す

1つ目の課題は身の周りにある「ドーパミンの引き金」を探すこと

ドーパミンが引き起こす「予感」「期待」、そして身の周りで何がそれを引き起こすのかを観察してみた

読書家の長尾さん
本屋ですらドーパミンに関連していることがわかって驚いたなぁ

心を動かすものの正体を暴く

2つ目の課題はドーパミンを搾り取る仕掛けに気付くこと

小売店やマーケティング担当者が、どんな方法で客の購買意欲を刺激しているか観察してみた

ドーパミンを出させようと仕掛けられているものが身の周りにものすごく多いことも実感できて、ちょっと世の中を見る視点が変わった気がする

読書家の長尾さん
自分がいかにセールに弱いか思い知らされた課題だったな……

「あとで取り返せる」と思っていませんか?

3つ目の課題では「やる力とドーパミンを結びつける」練習をやってみた

昔やっていた「○年後に自分がどうなってるかの様子をA4の紙1枚でビジュアル化する」ってライフハックを思い出して、またやってみることにした

読書家の長尾さん
何かしらギャンブル的な要素を取り入れて「やる気」の意志力を高める方法も今後色々と考えていこうと思ってるよ

欲望のストレスを観察する

「欲望のストレスを観察」するという課題だった

セールに対して「いま買わないと!」という不安を感じていて、それを和らげようとしてセール品を買おうとしてしまっていることが分かった

何かを欲しいという気持ちは、ストレスや不安を伴っていることに気づくことができた課題だった

読書家の長尾さん
報酬への期待だけじゃなく、手に入れないことに対して不安を感じてしまっているというのは大きな発見だった!

快感の誘惑に負けてみる

ドーパミンが出て報酬への期待を抱いたとき、自分がどんなふうに感じているのか心の動きがよくわかる課題だった

報酬への期待が際限なく続くことを知れたので今後「あっ、これいまエンドレスループに入ってるな」と気付くことができるようになった

読書家の長尾さん
さっきも書いたけど、手に入れたものをしっかり味わってやることがメチャクチャ重要だと心に刻んでおいた

まとめ:第5章の振り返り

第5章でのポイントは3つ

  1. ドーパミンが「報酬への期待」を引き起こす
  2. 「報酬への期待」は際限なく人に「欲望」を抱かせる
  3. 手に入れたものをしっかりと味わうことで脳は「期待」のほうを調整するようになる
読書家の長尾さん
無限に湧き出す「報酬への期待」にどう上手く付き合っていくかは今後も意識し続けていこう

5つの課題を通して気付いたこと

ドーパミンが引き起こす「報酬への期待」と、それによって自分の心がどう動いていくのかを観察したのは、メチャクチャ大きい体験だった

それにまさか「報酬の期待」だけじゃなく「不安」や「ストレス」を感じているなんて思いもよらなかった

第5章の5つの課題を実践したことで、人生の経験値が間違いなく大きく上がったはずだ

そしてドーパミンをうまく利用する方法は今後も長く付き合う課題になりそう

読書家の長尾さん
しばらく「やたらドーパミンって言うやつ」になりそうな気がするなぁ

次回予告:どうにでもなれ!

次回から後半に入って第6章になる

第6章全体を通したキーワードはどうにでもなれ

ストレス・不安・後ろめたさといったものが、どんなふうに意志力に影響を及ぼすのか見ていこう

一度失敗するとヤケクソになってしまう心理や、挫折しそうになったらどう対処したらいいかが説明されるよ

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