意志力を高める講座を6週間追体験すると、失敗してもうまくリカバリーできるようになる
悪い習慣を捨てて良い習慣を継続する実践記録として「自分を変える」ことができる本をテーマに連載中!
今回は第6章を実践した1週間のまとめだよ
第6章はストレスと意志力の関係、そして意志力のチャレンジに失敗したときを学べた章だったね
あなたもこの1週間で実践してきた内容を振り返ってみよう
意志力を高めるには根拠のあるストレス解消法が必要
- 美味しいものを食べる
- お酒を飲む
- ショッピング
- テレビを観る
- インターネット(SNSなど)
- ゲーム
こういった一般的によくイメージされるストレス解消法には実際のところ効果がない
これらの方法はドーパミンの引き金となって「期待」を感じてしてしまうものだからね
そもそもストレスを感じると脳の報酬システムが活性化して意志が弱くなってしまうんだったよね
ストレスを解消するには、以下に挙げるような「根拠のあるストレス解消法」が必要だったよね
- エクササイズやスポーツをする
- 礼拝に出席する
- 読書や音楽を楽しむ
- 家族や友だちと過ごす
- マッサージを受ける
- 外へ出て散歩する
- 瞑想やヨガを行う
- クリエイティブな趣味の時間を過ごす など
本当に効果のあるストレス解消法は、ドーパミンを放出して報酬を期待させるんじゃなくて、気分を高揚させるセトロニンやγ(ガンマ)アミノ酪酸などの化学物質や、気分をよくするオキシトシンなどのホルモンを活性化させる
意志力を高めるために死の恐怖と向き合おう
この回では第5章に出てきたドーパミンを利用したマーケティングのひとつとして、死の恐怖を利用しているマーケティング手法があることが紹介されていた
恐怖管理という心理を学んで、ドラマや映画の中で描かれた死であっても恐怖管理によるストレスで欲求が生まれ、ドーパミン神経細胞が異常に刺激されて意志が弱くなることを知った
そしてその恐怖管理理論をマーケティングに利用して、自分たちの売りたい商品を「欲しい」と思わせる人たちの戦略を見破れるようになった回だったね
意志が弱い悪循環「どうにでもなれ効果」
6週間の時を経て、描いた挿絵が活用されるときが来た回だった笑
この回で学んだ「どうにでもなれ効果」は、意志力を高めるチャレンジで何か失敗すると、もっとダメになる悪循環に陥る心理だ
いくつか実験が紹介されていて、自分を責めて自己批判すると「どうにでもなれ効果」が発生して何度も何度も失敗してしまうことがよく理解できた
第4章で学んだモラル・ライセンシングとの関連も見えて、やはり意志力に関する物事を道徳上の問題にして善悪の判断をしないことが意志力を高めるためには大事だと感じた
意志力を高めるなら偽りの希望に満足するな
第6章最後の回では「変わろうと思うだけ」を繰り返すだけの「いつわりの希望シンドローム」という心理について知った
決心するだけだった頃の自分を見つめ直すことで、この心理について深く実感できた回だった
そして決意を持続させるために、自分が失敗するところをシミュレーションしておくことも大事だと理解できた
僕がとにかくセールに弱いってことは前に書いたと思うけど、この回で勉強してからは「ちょっと待てよ 今買ってもまた変わろうと思うだけで終わっちゃうんじゃないか」と思い直すようになった
6つの課題:意志力の実験3つ&マイクロスコープ3つ
第6章の課題は意志力の実験が3つ、マイクロスコープが3つだった
根拠のある方法を実行する
1つ目の課題は「根拠のあるストレス解消方法」を実践すること
第2章で出てきたエクササイズと似た内容がまた出てきた
- エクササイズやスポーツをする
- 礼拝に出席する
- 読書や音楽を楽しむ
- 家族や友だちと過ごす
- マッサージを受ける
- 外へ出て散歩する
- 瞑想やヨガを行う
- クリエイティブな趣味の時間を過ごす など
「あなたが恐れていること」は何ですか?
2つ目の課題は恐怖管理の原因になりそうなものを意識すること
死を連想させることで恐怖管理を起こすものが身の周りにあるか考えてみた
体調不良でやたらお菓子を食べたり、風邪ひいてるのに意地でもタバコ吸ってたのはコレだったのかなぁ──という程度で、ちょっと身近ではピンとこないカンジがしたな
でも神田正則さんの「PASONAの法則」で書かれたセールスレターなんかは、この恐怖管理を利用したテクニックなんじゃないかと連想できた
PASONAの法則については、『共感を呼んで買ってもらえる 『売れる文章術』』の記事で少し紹介しているよ
つまずいたとき自分に「何」を言っていますか?
3つ目の課題は「失敗したときに自分でどう思っているか」を観察すること
1日でもエクササイズを休むとポイントがリセットされるアプリの忌まわしい記憶が蘇る課題だったな……
自己批判で「どうにでもなれ効果」が発生することを身をもって実感することができた
逆にブログをいま継続できているのも自己批判をしなかったおかげなんだと気付くことができた
「失敗した自分を許す」ことを実践
4つ目は「失敗した自分を許す」ことを実践してみる課題だった
ここでもやはりブログを継続できているのが自己批判しなかったおかげだと実感した
今後も何か失敗したって自分を責めずに冷静に客観的に課題を分析して対応することにしようと改めて思った
「決心するだけ」を楽しんでいませんか?
この課題では、「変わろうと思ったときの自分」を観察することで、「いつわりの希望シンドローム」の心理状態を実感することができた
そして結局のところ何をやるにもPDCAを回していくしかないんじゃないかと思い至った
さっきも書いたけど、この課題のおかげでセール品を見ても「いま買って変わろうと思うだけで終わらないか?」と思いとどまることができてるんだ
決意を持続させるためのシミュレーション
最後の課題は自分が失敗するところを想像するという実践内容だった
この課題によって失敗したときや失敗しそうな状況を想定してリカバリ方法を考えておくことが大事だと気付くことができた
PDCAを回す前にあらかじめ予想される困難や障害に備えておけば、いざ意志が弱い自分が出てくる状況になっても準備しておいたことをやってみるだけでいいんだから
まとめ:第6章の振り返り
第6章でのポイントは3つ
- 死への恐怖が「恐怖管理」を引き起こし、意志力を低下させる
- 失敗したときに自分を責めると、もっとダメになっていく
- 「いつわりの希望シンドローム」によって「変わろうと思うだけ」で満足しないこと
第6章は理屈だけじゃなくて、今まで学んだ理屈を生活の中で具体化させる内容が多いイメージだった
5つの課題を通して気付いたこと
根拠のあるストレス解消法に自分で気付くのはたぶん無理だったと思う
これを知ったのは大きな知識財産だけど、結局のところもう「瞑想最強」でいいんじゃないだろうか
過去の体験を振り返ることで、自己批判をすると上手くいかず、冷静かつ客観的に対処しようとすると何度でもやり直せていることに気付けたのは本当によかった
次回予告:「将来の自分」と意志力の関係
第7章は将来を売り飛ばすというテーマで、有名な実験や心理学の本をいくらか読んだことがある人なら知っていそうな内容が出てくる
今すぐ1,000円もらえるか、1週間後に1,500円もらえるか、どちらを選ぶ? といったような内容の話だ
なぜ人は「すぐに手に入れないと気が済まない」のか
それらと脳の報酬システムや前頭前皮質の働きがどう関連して、どう意志力に関係しているのか
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