もし、あなたが毎月集客が大変、翌月の売上が毎月不安という人なら……真剣に考えていただきたいアイデアがあります
最近Amazonからおすすめされるタイトルでよく目にする”ストック型ビジネス”という単語
ちょっと気になったので一冊読んでみることにしたよ
ストック型ビジネスってなに?
ストック型ビジネス、またはストックビジネスというのは、月額会員制や定期購入といった、定期的に料金が発生するビジネスモデルのこと
代表的なのがスポーツジムの会員費や、クリエイティブ業界だとAdobeCCの利用料金、モリサワフォントの利用料金などがこれにあたるよね
他にもニコニコ動画のプレミアム会員だったり、健康食品の定期購入コースだったり、既に世の中にはストック型ビジネスであふれかえっている
ストック型のビジネスモデルだと収益が安定する
ストックビジネスの強いところは、なんといっても収益が安定すること
毎月の売上を確保するために毎月クーポンを発行したり営業回りを続けなくても、いちど顧客化してくれればある程度長い期間で利用してくれるため、安定して成長させていくことができるビジネスモデルなんだ
それって怖くない?
ストックビジネスは規模の大きな企業にしか作れないと思い込んでいないかな?
たしかに周囲を見渡してみると、個人事業主レベルでストック型の収益モデルを構築している人は非常に少ないんだよね
毎月営業活動や集客が必要で、来月の売上に対する保証は一切ない状態
でも、それって怖くない?
僕が身を置いているWEB制作業界でも、フリーランスで毎月固定の収益が発生するモデルを作れている人は非常に少ない
逆を言えば、この業界で長く事業を続けている人は、必ずサイトやシステムの運用保守などでストック型の収益が発生するようになっているんだよね
ちょっとしたアイデアで収益モデルをストック型にできる
もちろん、あなただってバカじゃないんだし、そんなことができるならやりたいと常々考えているとは思う
「だからといって自分のビジネスは会員料金をとったり定期購入されるような商品やサービスじゃないし……」って考えると二の足を踏んでしまうよね
だからこそ、そんな風に思っているあなたに、ぜひこの本を読んでほしいんだ
この本を読むと、どんな商品・サービスでもアイデア次第でストック型の収益モデルを作り出せる可能性があることがよく分かった
様々な商品やサービスをストック型にして運営しているビジネスオーナーたちのインタビューも掲載されていて、目からウロコの連続だったよ
ここでは、その中から最も印象に残った例を紹介したいと思う
なぜ、ブランドバッグをメーカーからの仕入れ価格で横流ししてしまう店は儲かるのか
まず商品を仕入れて販売したことがある人なら、この見出しで疑問を持たない人は限りなく少ないと思う
メーカーからの仕入れ価格でそのまま横流しすれば、商品販売での利益はゼロだよね
なぜそれでやっていけるのか、僕は答えを聞くまで全く想像がつかなかったけど、著者もそうだったという
実は、この店は完全会員制で、その会員費だけで運営コストを賄い利益を確保しているというんだ
色んな業界事情を知ってる僕は「メーカーからの圧力かかったりしないのかな?」と少し疑問に思ったけど、その発想は本当に目からウロコだった
飲食店や日用品販売でもストック型の収益モデルは作れる
同じ発想を飲食店に当てはめると「泡盛を原価で飲める店」になり、これも実際に成長している
他にも会員限定で日用品を安く販売する有名な販売店があるよね
そう、コストコ(Costco)だよ
家庭向けに食材や弁当を配達するサービスも、もちろんストック型の収益モデルだよね
ストックビジネス化するアイデアを得るための6つの実例
この本には、こういったストック型収益モデル化の実例が6つ掲載されていて、そのうち5つにはビジネスオーナーのインタビューも併せて掲載されているんだ
自分の商品やサービスに置き換えて考えてみることで、ストック型の収益モデル化を生み出すアイデアを得るきっかけにすることもできそうだよ
毎月の集客が大変、翌月の売上が毎月不安という人は、ぜひこの本を読んで収益を安定化させるヒントを得てほしい
次回予告
次回はマンガ本をご紹介したいと思う
と言っても、コミカライズされた実用書なんだけどね
デール・カーネギーの『人を動かす』を原案にしたマンガなんだけど、メチャクチャ読みやすくて原案のほうを読む前の取っ掛かりに最適だったよ
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