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読書家の長尾さん

意志力を高める本を3週間実践した感想

意志力を高める『スタンフォードの自分を変える教室』実践編 連載

意志力を高める本を3週間実践した感想

更新日:

意志力を高める講座3週間目の追体験は、3分の1は間違っているかもしれない?

読書家の長尾さん
『スタンフォードの自分を変える教室』の内容を実践していく連載、第15回!

実践すれば悪い習慣を捨てて良い習慣が継続できるように「自分を変える」ことができる本の実践記録

今回は第3章を実践した1週間のまとめだよ

僕と一緒に実践してきたあなたも、この1週間を振り返ってみよう

第3章はこの本の初版が出版されてから現在までに新しい研究によって否定されつつある部分が含まれていて、編集が難しい章だったなぁ

意志力はトレーニングで鍛えることができる

意志力は筋肉のように鍛えることができることを学んだ

そしてずっと自己コントロールし続けていれば意志力を使い果たしてしまうという有名な考え方があることも学んだ

これによると自己コントロールし続けると意志力が低下していって、いずれコントロールが利かなくなる恐れがあるということが紹介されていたね

マイクロスコープ(自分の生活を観察する課題)では、1日のなかで自制心が強い時間帯を観察することが課題だった

意志力における脳とエネルギーの関係

この回では血糖値が下がると意志力が下がるという相関関係を知ることができた

また意志力の強さは血糖値の絶対値で決まるのではなく、血糖値の増減の方向性に連動している実験結果についても知ることができた

しかし現在こういった意志力がエネルギーに伴って増減するという説が覆されつつあるので、まだ結論の出ない話になってしまった

意志力を鍛えるトレーニング方法

意志力を鍛えるには、小さなことでもいいから継続的に意志力を発揮し続けることがポイントだということがわかった

普段の生活の中でも、自分が何をしようとしているかに気づいて、実行するのが困難なほうを選択することで意志力のトレーニングになることも学べた

意志力の限界を突破する

運動で疲れたと感じるのは筋肉が限界を迎えたからではなく、実際は筋肉がまだ動けるのに脳がブレーキをかけていることがわかった

意志力を高める場合もマラソンで走れる距離が伸びていくのと同じように、「もうひと踏ん張り」を繰り返すことで意志力の限界は引き延ばされていく

「もうひと踏ん張り」の気合いを出すためには、3つの意志力のうち「望む力」がカギを握っていることもわかった

望む力は「目的・計画を実現しようとする精神の働き」で、肝心なときに自分にとって大事なモチベーションを思い出すための力だ

5つの課題:意志力の実験3つ&マイクロスコープ2つ

第3章の課題は意志力の実験が3つ、マイクロスコープが2つだった

意志力の増減を観察する

1つ目の課題は意志力の増減を観察すること

1日のなかで意志力が増減するパターンを知ることができれば、意志力が必要な課題に着手する時間のスケジュールも設定できる

意志力が弱くなるタイミングをつかんでおくことで、誘惑に負けそうになるのを未然に防ぐこともできるということだった

お菓子の代わりにナッツを食べる

2つ目の課題は低血糖食について

血糖値が急に上がったり下がったりすると体と脳が糖分をきちんと消費できなくなる

血糖値が高いにもかかわらずエネルギーが低い状態になってしまって意志力をうまく発揮できなくなってしまうんだ

この課題では血糖値を一定に保つための低血糖食について学んだ

低血糖食品とは、脂肪分の少ないタンパク質、ナッツ類、豆腐、食物繊維の豊富な穀類やシリアル、そしてほとんどの果物や野菜など

基本的には素材のそのままの状態が保たれていて、糖分や脂肪や化学物質などの大量の添加物が入っていない食品のことだ

目標に関係のある強化法をやってみる

やらない力・やる力・自己監視の3つに対応したトレーニングメニューの例が紹介されていた

意志力を高めるトレーニングメニューは、必ずしも自分の「最大の目標」と合致したものでなくてもかまわないらしい

たとえつまらないことやカンタンなことでも、意志力のエクササイズとして毎日続けることで、あらゆる意志力の問題に対処するための力がついてくるそうだ

疲労感を気にしない

疲れを感じて意志力が限界だと思ったら、あとひと踏ん張りだけしてみる

それを繰り返していくことで、マラソンを走れる距離が少しずつ伸びていくように自然と脳が限界を感じるポイントが引き上げられる

望む力をつくりだす

意志力が弱まっていると感じたら、自分の「望む力」を利用してやる気を出すことを覚えた

自分にとって最大の意志力のチャレンジについて、次の3つのことを考えてモチベーションをアップさせよう

  1. このチャレンジに成功したら、どんないいことがありますか?
  2. このチャレンジに成功したら、あなたの他に誰の利益になりますか?
  3. このチャレンジは、たとえいまは大変に思えても、がんばって続けていくうちにだんだんラクになっていくと想像しましょう

まとめ:第3章の振り返り

第3章でのポイントは3つ

  1. 意志力はトレーニングで鍛えることができる
  2. 意志力とエネルギーに相関関係はあるが、意志力の限界は単なる思い込み
  3. 望む力がもうひと踏ん張りの力になる
読書家の長尾さん
科学というものは新しい研究によってどんどん変わっていってしまうんだということを実感した1週間だったなぁ

5つの課題を通して気付いたこと

とにかく意志力を高めるには、脳が限界だと感じるポイントを引き上げていくしかない

精神的にも体力的にもトレーニングであえて負荷をかけ続け、限界からもうひと踏ん張りすることを繰り返して意志力が鍛えられていくんだと実感できた

実際にこの1週間を振り返ってみると、10週間後この講座をやりきったと胸を張って言えるようにするための「望む力」で踏ん張ってきたと思う

正直ちょっとしんどくて、以前までなら更新が止まってしまったであろうシーンもあった

それでも踏ん張れたのは、それが脳にダマされて思い込んでいるだけだと知っていて、なおかつ「望む力」をしっかりと認識できていたからだ

次回予告:意志力を狂わせる罪のライセンス

第3章は本当に頭を使う内容だった

読書家の長尾さん
でもここでガップリ組み付いて深く考えたことで意志力の理解が深まったと思う

次回から第4章に入っていくよ

生理学的な内容から心理学的な内容に移行してよいことをすると悪いことをしたくなる罪のライセンスの心理について勉強していこう

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